「ついてきなさい」 06.06.11
ルカ5:1〜11
イエスさまは、「わたしはぶどうの木。あなたがたはその枝で
ある。…わたしにつながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。」
とおっしゃいました(ヨハネ15章)。
イエスさまにつながって生きることは、とても素晴らしいことです。
イエスさまは「あなたがわたしを選んだのではなく、わたしが
あなたを選んだ」ともおっしゃいました。イエスさまはご自分で、
枝となる人をお選びになります。イエスさまが、選んで、近づいて、
ご自分にくっつけてくださって、実を結ぶ枝にしてくださるのです。
イエスさまに選ばれ、弟子としていただいたペトロのことが書いて
ありました。ペトロは、十二人の弟子の中でも、とても大切な働きを
する人になります。良い所をたくさん持っている人だったのでしょう。
イエスさまもそれを見抜かれたでしょう。しかし、この場面では、
ペトロの良い所が描かれているわけではありません。
ペトロは、たくさんの人たちがしたように、イエスさまを追いかけて
お話を聞きに行ったのではありませんでした。自分の仕事をして
いました。イエスさまが網を降ろすようにおっしゃったときも、
イエスさまを心から信じていたのではありませんでした。
ですから、イエスさまがおっしゃるようにして魚が大量に獲れた
時に、「イエスさま、わたしから離れてください。わたしは罪深い者
なのです」と言います。「自分はイエスさまの側にいる資格など
ありません。イエスさまにふさわしくありません」と言ったのです。
そんなペトロに、イエスさまは「恐れることはない」とおっしゃいます。
「自分のマイナスを見て、離れてくださいなんて言わなくても良い。
私があなたを選んだのだ。私が近づいたのだ。私があなたと一緒に
いたいのだ。」そんな思いが込められた言葉です。
イエスさまに選んでいただいたからこそ、私たちは教会で
礼拝をすることができます。
そして、大人も子どもも、このイエスさまの言葉に包まれて
いるのです。この言葉を大切にし、喜んでいたいのです。